11.27.2013

岡倉天心展(福井)

前回、ミケランジェロ展へ行ったときに、11月1日(金)から岡倉天心展が福井県立美術館で開催されると予告されていたので、友人と行ってきました。
予告されていたビラ。
この配布物を見た時から、友人と楽しみにしていました。
以前、岡倉天心の「茶の本」を少し読んだ事があって、お茶の世界に浸るキッカケの一つとなった岡倉天心。しかもタイトルには「空前絶後の・・・」とあります。
これは絶対観ておかねば!

そして、感想ですが・・・
天心は勿論ですが、横山大観、菱田春草、狩野芳崖、山田鬼斎。。。。ただただ圧巻!

狩野芳崖の「飛龍戯児図」(フィラデルフィア美術館蔵)、「仁王捉鬼図」(東京国立近代美術館蔵)などに圧倒され、菱田春草の「王昭君図」(善寶寺蔵)に魅了され。。。。
今回特に、素晴らしいと思ったのは、山田鬼斎の「聖観世音菩薩の立像(模造)」(東京国立博物館蔵:原品は薬師寺蔵の国宝)で、ただただ美しすぎて見とれてました。あまりの美しさに、仏像好きの友人にその日のうちに「凄かったわ~」と連絡したほど。あぁ~、言葉でなんて表現すればいいのでしょうね。繊細で柔和で・・・是非是非近くで観て頂きたいです。

岡倉天心の茶道具や手紙なども展示されていて、もう一度天心の「茶の本」を再読してみたくなりました。
帰りに菱田春草の「菊慈童」のポストカードを購入しました。
この実物の絵を観た時、なんだか心がキューンと切ないような締め付けられるような感じになって、ポストカードとしてでもお持ち帰りしたくなったのです。菱田春草の絵・・・凄く心に残る絵が多かったです。

本当に素晴らしかった「岡倉天心展」。行けて良かったです。
このような企画をして下さり、本当に有難うございました。

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