4.24.2011

Personal Power Through Awareness by Sanaya Roman (パーソナル・パワー サネヤ・ロウマン)



Personal Power Through Awareness
by Sanaya Roman
パーソナル・パワー サネヤ・ロウマン著
出版:マホロバアート
ISBN4-944035-24-1

先日ご紹介した「Living with Joy(リヴィング・ウイズ・ジョイ)」と同じくサネヤ・ロウマンさんの本です。リヴィング・ウイズ・ジョイでは「喜びに生きる」方法を学びました。

そして今回の本は、副題に「光の存在オリン 人間関係とテレパシーを語る」とあるとおり、前回同様、光の存在オリンからのメッセージの中の「人間関係」と「テレパシー」について書かれています。
「テレパシー」というと、なにやら不思議な超常現象のように感じますが、テレパシーとは人間が本来から持っている能力のことだそうです。

今まで無意識の領域だった、「他人から受けるテレパシー」、「自分が発しているテレパシー」に意識を向けることで、テレパシーを感じるようになり、それに気づくことで、他人との関わり方と自分自身の考え方や、行動を良い方向へとシフトする事が出来るようになり、より良い人間関係を築きあげましょうという内容です。

前回読んだ「リヴィング・ウイズ・ジョイ」もとても素晴らしい内容でしたが、この「パーソナル・パワー」は私にとって、更に学ぶことがとても多くて、意味深く素晴らしい本でした。
この本からも高いエネルギーを感じます。

この本で特に印象に残ったところを引用しますと、
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P117
「私はいい人間だ。霊的な人間だ。愛に満ちた人物だ」などという観念は、自分の行動を決定し、同時に自分自身を制限することがあります。
たとえば、「私は立派な人間だ」などど、自分自身を固定的なイメージで規定していると、いつも自分のすることを立派かそうでないかと判断していることになります。
立派な人間は「いつもありがとう」というもんだ、といった具合に、「立派」に関して厳格な定義づけをしていると、自分の好きな人が「ありがとう」と言わなかった場合、あなたは「立派」の定義を変えるか、その友人を「立派ではない」と判断しなくてはならなくなります。
このように、柔軟性のないイメージを持っていると、正誤とか善悪といった二元論に陥ることになります。
だから、自分や他人がどんな人かという定義を拡大してください。
そして、自分が持っているイメージを調べて、開放し、それを批判的で閉ざされたものではなく、柔軟で開かれたものになるようにしてください。
自分はどうあるべきだという固定的なイメージに、自分の行為すべてを照らし合わせているかぎり、判断の世界にはまり込んでしまい、高い次元に進化することはできません。
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この内容は、私も以前よく陥ってしまっていた考え方でした。
すぐに正誤や善悪で判断してしまっていました。正誤や善悪を自分のイメージで決めてしまって、人や自分を裁いていたのです。
では、そのイメージを開放するためにはどうすればいいのか・・・。
さらに引用しますと、

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P118
イメージを開放するには、それを意識的に見ることです。
そして、自分の意識的なマインドを信頼してください。
平穏な状態で、自分自身を分析することに時間を使うと、無意識なことも意識できるようになります。
そして、この過程を通じて、進化が起こります。
否定的な、あるいは、自分を制限するイメージを見つけるたびに、光がそこにさし込んでいるところを想像してください。
それ以外には何もする必要はありません。
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では、行動はどうすればいいのでしょう?
もう少し引用します。

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P127
成長するのに、苦痛や葛藤を経験する必要はありません。
深い真実を見いだすための出口は「気づき」です。
それは真実のヴィジョンに注意を向け、そのヴィジョンを維持することです。
そして、誠実に行動すればするほど、もっと進化します。
(途中省略)
だから、人生で困難に見えたり、つらく感じれる状況に感謝し、そういう状況は自分のより深い真実に触れる機会なんだということをわかってください。
それは、分裂し、怒り、復讐し、自己正当化するように自分を仕向ける真実ではなく、また自分と他人とどちらが正しくて、どちらが間違っているかを決める真実でもなく、深い次元で人々と結びつくことを可能にする真実です。
(途中省略)
あらゆる人や状況は、自分のエネルギーを浄化し、自分自身を進化させ、より高く行くための機会を与えています。その最大の見返りは、一度ある状況が浄化されると、二度とその問題を扱う必要がなくなるということです。
あなたが自分を自分で傷つけないかぎり、他人から傷つけられることはありません。
自分で自分を評価し、愛していれば、他人から裏切られたり、認められなかったり、愛されなかったりすることはないのです。
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とても、とても深いメッセージです。
私はこのメッセージの意味がわかるようになるまで、とても長い時間がかかりました。

嫌なことが起こると、その物事のせいにしたり、嫌な事を言われるとその人のせいにしたり・・・。
その度に否定的な感情やイメージが現れて、そういうことを思うのが嫌で反論したり、そこから逃げようとしたり、落ち込んだり・・・。

自分自身を変えたい(気づきたい)と思うようになってからでも、一体何をすればいいのか模索し続け、何冊もの本を読み、素晴らしい本とも出会い、少しずつ自分が進化しているのがわかってきましたが、それでもまだ何かを気づかなければいけないと、思っていました。

でも、何度も何度もそういう状況が繰り返される一番の理由は、「自分自身を認め、心から自分自身を敬っていなかった」のだと気づきました。
自分を敬い、自分を愛することが出来るならば、他人も敬い他人も愛することが出来るのだということ。。。また、自分を心から敬うことが出来れば、他人から傷つけられることも起きないということも。。。

他の物事や、他人から受けることはテレパシーとなって自分に届きます。
自分が他の物事や他人に発していることもテレパシーとなって届きます。
自分自身の感情に気づくことが出来れば、自分を愛することや敬うことによって、そのテレパシーを良質なものに変えることが出来る。。。そう思いました。
辛いことや嫌な事が起きる時は、自分自身を見つめ自分を敬い、自分磨きをすることを忘れているのかもしれない。そのことに気づく。
その方法が書かれている本でした。

この本は何度も読み返したいです。
まだまだ気づきがあるかもしれません。

嬉しいことがありました。
サネヤ・ロウマンさんの本は4冊所持していましたが、更にもう一冊「魂の愛」も手元に届きました。
「魂の愛」は、マホロバアートさんから出版されたものが絶版になっていて、最近ナチュラル・スピリットさんから復刊されたそうです。
ところが、私の手元に届いたこの「魂の愛」はマホロバアートさんから発刊された絶版になったほうの本でした。


綺麗な美しいマゼンタ色の表紙です。


この本もこれから読むのが楽しみです。
また、読了後は感想を書きたいと思います。

その前に次は「Spiritual Growth スピリチュアル・グロース」を読む予定です。”光の存在オリン、ハイアーセルフを語る”そうです。いよいよハイヤーセルフとは何か・・・を学べます。

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