前回書いたとおり、銀塩の一眼レフとSONYのNEX-5Nを手放して、代わりにPENTAX OptioWG-2を購入しました。
Waterproof、Dustproof、Shockproof、Cooldproof、Crushproofなこのアウトドアなカメラは壊れる事を気にせず、鞄の中に入れてガンガン使おうと思います。
ところで今まで使ってきたコンデジのペンタックスOptio750Zのことですが、このカメラは発売が2004年なので(購入したのは2005年)、既に9年前のモデルで、今までずっと使い続けてきて、これからもまだまだ使うつもりです。
で、何故このカメラの事を今頃ここに書こうと思ったかといいますと、前回一眼レフを手放してから、これからはのんびりと庭の花や昆虫などを撮影しながら隠居生活を楽しもうと思っていたのですが、その後すぐに撮影依頼の電話を頂いたのです。でも、カ、カメラが・・・・コンパクトデジカメしか持っていないので、どうしようかと思っていたところ、展示会の雰囲気と作品を記録として押さえられればOKだということと、サイズもL版で良いということだったので、このカメラを使ったのです。
RAWで記録出来ないので、オートブラケットで撮影してベストなショットをプリントアウトという方法を選びました。(300枚くらい撮影したかなぁ。。)実際に出来上がった写真は、解像度もとても良く、お渡しした写真はとても気に入って頂けたご様子で安心しました。
ということがあって、このカメラの事を再度惚れ直し、ここに記しておこうと思ったのです。
↓ PENTAX Optio750Z
有効画素数700万画素。1/1.8CCDセンサー、焦点距離37.5mm~187.5mm(35mm版換算)、撮影感度ISO80~400。最近のデジカメに比べると、スペック的には見劣りする部分も多々あると思うけれど、クラッシックな雰囲気と銀塩的な操作感にベタ惚れして購入したカメラなので、愛着いっぱいです。
真上から見たところ。
電源オフの時は、レンズはコンパクトにカメラの中に納まっています。
背面は、フレキシブル(バリアングル)液晶になっています。小さい液晶ですが、銀塩時代にはモニターなど無かったので、角度を自由に変えれるモニターがあるのはとっても有難いです。
この小さなコンデジは光学ファインダーが有り、視度調整レバーが付いています。
モードダイアルの前面に有るフロントレバーを左右にスライドさせて、露出を調整します。
これが意外と使いやすいんです。コンパクトデジカメでフロントレバーがズームレバーになっているモノは見たことありますが、露出がレバーで瞬時に変えれるというのは便利です。
後から購入した「両掛けホルダー」に入れると、速写ケース(の蓋を外した状態)に入れたクラシックカメラみたいになり、レトロな雰囲気が更にアップします。これが発売時のキャンペーンの販促物だったみたいですが、当時大人気で、逃した(私も含めて)人たちが、販売して欲しいと願ったものでした。後に探して購入できたときは、うれしかったです。(ただケースに入れると背面操作がし辛くなります。。。。汗)
最近のデジカメは、速写ケースの付いたデジカメも多く見ることができますよね。
やっぱりこういう雰囲気(ノスタルジックな)が好きな人は多いんだなぁと思います。
最近のデジカメは、速写ケースの付いたデジカメも多く見ることができますよね。
やっぱりこういう雰囲気(ノスタルジックな)が好きな人は多いんだなぁと思います。
これからも使えると思う理由に、デジタル露出計モードが有ること。
「追針式露出計のアイコン」にダイアルを合わせると、このカメラ自体がスポットメーターになります。
このカメラを購入した当時はピンホールカメラにも嵌っていた頃でした。針穴写真教室でピンホールカメラの作り方を習ってカメラを作り、自分で針穴の直径や印画紙から針穴までの距離を測って、露光時間を計算してシャッターを閉じたり。。。このカメラを購入したいと思ったのは、そのピンホールカメラと一緒に750Zを持って行って露出を予想したりしたかったからです。この750Zはピンホールカメラならではの感度が6とか8とか選べたりするのがとっても魅力的だったからです。
あと、デジカメでこの場所だったら、これくらいかな?とマニュアル露出の参考にしたり。
動作もとってもゆっくりで、電源入れると「ピロッ」と音が鳴ってからレンズがビーーーンと伸びるまでの時間もとってもマッタリとしています。
750Zは大好きなカメラなので、この後継機が出ないかなと思っていたのですが、結局出ませんでした(泣)
750ZとWG-2は普段使いのカメラとして、これら以外にRAWで記録出来るカメラもやっぱり考えないといけないですね。。。
(※今回の投稿の画像は全てPENTAX OptioWG-2で撮影しました。)
<※追加画像>
ここまで書いてきて、実際の750Zの写りはどうなんだ?って事で。。。
アップするのを忘れていたので、追加しておきます。
以下4枚、PENTAX Optio750Zにて撮影
望遠では背景はまぁまぁ綺麗にボケてくれますし、広角ではキリッとしたパンフォーな写りが得られますよ。
<追記>
2004年頃から始めたピンホールカメラの事について、以前ホームページに書いておいた内容が削除されてしまったので、抜粋してこちらに残しておこうと思います。
噴水:撮影日:2004年7月10日(土)
時間:昼12時10分頃 天候:雨
場所:福井県春江町ハートビア噴水
露光時間:6分
自動販売機:撮影日:2004年7月10日(土)
時間:昼2時頃 天候:雨のち晴れ
場所:福井県春江町ハートビア広場
露光時間:2分30秒
ピンホールカメラ教室で、ピンホールカメラの作り方を習ってから時々ピンホールカメラで撮影するようになりました。
缶や箱など密閉できる容器を用意し、中に印画紙を入れ、その容器の側面に小さな穴を開けると、それがカメラのシャッターになります。
その穴から光の取り込む時間(露光時間)を計算して、シャッターを閉じます。
上2枚の写真は、四角い缶を利用して作ったピンホールカメラで撮影した写真です。
写真の端にボワボワっと細長く映っているのは、印画紙を缶の中で固定するために貼ってあるスポンジの影です。まわりの黒縁は、ネガからポジを作成した時の照射による余白部分です。
噴水の写真は、撮影しだした途端、空が黒くなり、かなりな悪条件でした。露光時間もその分長めになりましたが、現像してみると6分間シャッターを開けていたおかげで、噴水の水の流れが滑らかに映っていました。雨のお陰で、地面のタイルに風景も映りこみ、思っていた以上に、面白く映っていました。それとタイルの模様(御影石っぽい)もちゃんと映し出すことが出来ました。
自動販売機の写真は、最初4分ほどシャッターを開けておくつもりだったのですが、撮影を始めた途端、空が明るくなってきたため、急遽時間を短縮してシャッターを閉じました。シャッタースピードに悩んだ挙句、適当な露光だった割には、なかなかの露出具合だったのでは??とホッとしました。
フィルムを使うのと違い、かなり低感度の印画紙(私の場合普段のフィルムでは、ISO50~100くらいを使用しますが、今回の印画紙は、ISO8とかISO10ほど・・)を使用している為、露出時間は今までとは全く違っていました。
まず、針穴から缶の中の印画紙までの距離を針穴の直径で割り、絞り値を割り出します。この時作成したカメラの場合は、針穴の直径が約0.3mm。針穴から缶の中の印画紙までの距離が90mm。と、いうことで、絞り値はf300。 その場合のシャッタースピードは、雨の場合で6分ほど・・・。フィルムだったら、とても考えられない露出です。
問題の構図ですが・・・一般的なカメラと違い、缶カメラの場合ファインダーがありません(笑)一眼レフや、デジカメのように、ファインダーを見ながら絵作りをするということが出来ない分、どのような映りをしているのか、どのくらいの画角が得られるのか・・全く慣れていないせいか、想像しながら構図を考えていました。それだけに、現像して像が浮かび上がってくる時はドキドキで、かなりの感動物です。
こうやって書いていると、高性能なデジカメも素敵だけど、のんびりと撮れるカメラって時間の使い方がすごく贅沢だなぁと思います。
※後ほどSONY-NEX6を購入しましたので、記事を追加しています。→SONY-NEX6
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